健康なうちからお役に立てる病院を目指しています
人間でも動物でも、できることなら病気は少なく健康な生活を長く続けたいでしょう。 動物は体調が悪化する前に言葉で伝えたり、自分で病院に行ったりすることはできません。またペットとして生きる動物たちは自分から環境や食事、家族などを決めることはできません。動物たちの健康を維持するには、飼い主様の努力や意識が大切です。
当院では、体や心が病気になる前にできることをご家族と一緒に考え、健康をサポートいたします。病気がなくても定期的に受診し、かわいい動物たちの健康寿命を延ばしましょう!
年1~2回の健康診断
病気の予防や早期発見のため、定期的な健康診断を行いましょう。
身体を評価するために様々な検査がありますが、大事なことはその検査で何がわかるのか、何を目的に検査をするのかを理解して選択することです。健康診断は身体の状態を知るための入り口で、すべての病気を発見または診断できるわけではありません。それを機に健康に対する意識を高めること、生活習慣を見直すことが重要です。もし具体的に気になる病気・心配な臓器がありましたら、遠慮せずにご相談ください。獣医師がそれぞれの動物に合わせた検査をご提案します。
- 血液検査:すべての犬・猫に毎年お勧めしたい検査です。元気なうちから検査を受けていればその子の正常値がわかり、病気になったときにも積み重ねたデータが役立ちます。犬・猫は人より4~5倍速く年を取りますので、特に高齢の動物は年2回の検査がお勧めです。ワクチンやお手入れのついで等、いつでも手軽にできる基本の健康診断です。
主な項目:腎臓、肝臓、膵臓、タンパク質、血糖、脂質、カルシウム、電解質、血球等 - レントゲン検査:健康診断では胸部と腹部を撮影します。各臓器の大きさ・形・位置などを評価します。心臓や肝臓が大きい、肺に影がある、膀胱結石がある等、大まかな形の変化を見つけやすい検査です。一方、臓器の内部を細かく観察することは難しいです。
- エコー検査:臓器を輪切りにしたように、リアルタイムで内部構造を観察できます。体表から浅い位置にある軟らかいものを観察するのが得意な検査ですので、深い位置にある臓器は見えにくく、また骨やガス(胃腸内や肺)があると観察が難しいです。時間がかかるため基本的にはお預かりして実施しています。
- 尿検査:主に膀胱や腎臓の評価に重要な検査です。ご自宅で採尿するか、院内でお腹に針を刺して採尿する方法があります。
- 心電図:心臓病の可能性を大まかに判断します。聴診だけでは心臓病を判断しにくい猫ちゃんにお勧めの検査です。
健康診断での検査費用
基本の検査セット(診察時間内に実施できます。スマホアプリの予約可能) | |
血液検査 ¥6,600 | +レントゲン検査 ¥4,400 |
+尿検査 ¥1,100 | |
+心電図 ¥1,100 | |
追加検査(基本の検査をした上でご予約ください。スマホアプリの予約不可) | |
腹部エコー ¥6,600 | 心臓エコー ¥6,600 |
予防歯科
愛犬・愛猫のお口の中を見たことはありますか?
犬や猫では歯周病がとても多く、それが口の中だけでなく全身に影響を及ぼす可能性があります。
当院は残念ながら人のような高度な歯科治療はできません。歯周病が重度の場合は抜歯することになります。よって歯周病予防のためのケアや歯周病の進行を抑えるための治療を重視しています。まずはお口の健康チェックに来てください。特に口臭・よだれ・食べ方の変化(痛み)が気になった場合は、要注意です。
病院でのケア
定期的なスケーリング(歯石除去)をしましょう。歯に沈着した歯石、特に歯周ポケット(歯と歯茎の隙間)の歯石はホームケアでは取れません。麻酔をかけて専用の機械でスケーリング(歯石除去)とポリッシング(歯の研磨)を行い、歯の表面と歯周ポケットをクリーニングします。麻酔をかけますので、事前に健康診断をお勧めします。
ホームケア
毎日ブラッシングすることで、歯石になる前の汚れを落としましょう。歯みがきが上手にできるようになるためには、段階的なトレーニングが必要で、若い頃から習慣にすることが大切です。歯みがきが苦手な子の場合は、無理をせず病院スタッフに相談してください。
去勢・避妊手術
当院では、病気の予防や発情によるストレスをなくす等の目的で、オスの去勢手術・メスの避妊手術をお勧めしています。動物病院では日常的に実施される一般的な手術ですが、ペットにとっては一生に一度の大切な手術です。十分納得して手術を受けられるよう、気になることはなんでもご相談ください。
当院の特徴
- 抜糸の必要ない方法で手術を実施しています。体内で吸収される手術糸を使用し、体表に糸が出ないように縫合します。そのためほとんどの動物で退院後にエリザベスカラーや包帯などなしで過ごせます。
- 日帰りで実施しています。午前中に入院し、夕方~夜に退院できます。犬の去勢と犬猫の避妊では約1週間後に再診となります。
- 適切な麻酔薬や鎮痛薬の使用と丁寧な手術手技で、動物への負担(特に痛み)を減らすよう努めています。
- 院内感染予防のため、ワクチン接種が済んでから手術の予約をお取りします。(ワクチン接種を希望されない方は直接ご相談ください。)
(税込) |
猫 | 去勢 | ¥13,200 |
---|---|---|
避妊 | ¥22,000 | |
犬 | 去勢 | ¥18,700~ |
避妊 | ¥29,700~ |
※犬は体重により費用が変わります。
※メス犬が発情中の場合、基本的には手術延期となります。
※乳歯が抜けずに残っている場合は、抜歯をするか事前にご相談ください。
※初診日に手術を実施することは基本的にありません。前もって診察にお連れください。
各種予防
(税込) |
混合ワクチン | 犬10種 | ¥7,700 |
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犬6種 | ¥6,600 | |
猫3種 | ¥4,950 |
狂犬病予防接種 | 注射 | ¥2,690 |
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済票交付 | ¥550(帯広市) ¥550 (帯広市) |
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登録 | ¥3,000(帯広市) ¥3,000 (帯広市) |
ノミ・マダニ駆除薬、フィラリア予防薬、腸内の寄生虫駆除薬
※感染症の可能性は生活環境によって異なり、全ての動物が同じ予防方法で良いということはありません。
どのような予防がご家庭のワンちゃん、ネコちゃんに必要か、診察時にご相談ください。
しつけ相談、子犬や子猫の飼育アドバイス等
かわいいペットの“困った行動”にお悩みではありませんか?動物の習性やそれぞれの個性、さらに飼い主様との関係性や生活リズム等、個々の状況に合わせてアドバイス致します。人からみた“問題行動”のすべてを修正できるわけではありませんが、病院での相談をキッカケに楽しくペットと暮らすヒントが見つかるかもしれません。
日常生活で気になったことはお気軽にご相談ください。また子犬・子猫は心の成長にも大切な時期ですので、遊びに行く感覚でぜひご来院ください。
お手入れ
健康維持のためのお手入れを行っています(美容目的の場合はペットサロンにご相談ください)。
(税込) |
爪切り | ¥550 (動物が特に嫌がる処置ですので、細心の注意を払って行います) |
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肛門腺絞り | ¥550 |
局所のバリカン | ¥880~ (足裏、小さな毛玉など数分で処置できるもの)
(足裏、小さな毛玉など数分で処置できるもの) |